何だかんだと、仕事が忙しく催眠術の事は本を読むことぐらいでなんにも手がつかず⋯
とにかく、ずっと仕事で疲れた。
せっかくテレビにもでられたのに、ストリートにも行けていないし、ホームページも書きたいことや催眠療法の体験動画も載せたいしで、
まぁ、やりたいことがあるのは良いということで楽しいものです。
むしろ、何もやれないことにストレスを感じますよ。
そういえば『エリクソン心理療法の本』を読んでいて気がついたのは
私がストリート催眠として行っている催眠術は、意識を集中させたり、イメージをしてもらったりして、
どちらかと言えば、
『思考をせまくして行くことで催眠状態へと追い込む』
ようなイメージがあります。
しかしながら、エリクソン心理療法の中にかかれているいくつもの症例を読んでいると、その真逆をエリクソンはしているように感じました。
例えば、症例にでてくる患者さんは、
「エレベーターで最上階まで上がるのが恐いから、階段で登るしかない」
「犬に噛まれたときにその飼い主から文句を言われてから外にでられない。」
といった悩みを抱えています。
そのような人たちに対して、催眠状態にすること無く心理操作によって解決をしてしまう訳ですが⋯
それがまるで、
『そのような問題行動を起こさずにはいられない催眠術にかかっている』
状態を、
『解除している』
と言ったことを行っているように感じました。
周りや、問題行動などを起こしてしまう本人ですら、催眠術にかかっているかのように
『なぜ、このようなことになっているのかわからない』
といった悩みに対して、常識だったり医学的な視点で考えると全く対応できないようなことも、
催眠術を解除する視点でみると、エリクソンが行なうような発想が出てくるのではないかと直感的に感じました。
以前に催眠術のマスタコースを受講した際に、
「これまで催眠術で習ってきたことをエリクソンは色々とやり尽くしたから、エリクソン催眠という独自の方法にまでたどり着いた。」
との話を聞いていたので、催眠術をかけるのが一流となれば、催眠術にかかったような問題を解くのも一流だったのではないかと思います。
それというのも、エリクソンが様々なテクニックが成功した背景には、常に相手の気持ちを尊重したことで湧き出た鋭い洞察力によるものであることが本では終始書かれていました。
それというのも、テクニックによって相手を変えてやろうと見下したり、相談を受ける側としての権威を高めようと自分本位で関わると、同じ事をしても症例のように上手く行かないものだと注意が示されていて、これって催眠術をかけるときも同じだと思った訳です。
色々な面で、催眠術のテクニックとしてはぶっちゃけ何にも書いてないのですが、心理療法としてのエリクソンのテクニックが催眠術を通して出来上がった事が凄く読み解けました。
これを読んだら、やっぱり多くの人と催眠術で関わることで色々と知ることができるようです。
その関わり方でも、今までのように催眠術をどうやってかけるかだけではなくて、
どうやったら催眠術を受け入れられるようになるのか、『その催眠を解く』という新しい視点で相手の気持ちを尊重しながら接してみようかと思います。
