ストリート催眠術復活祭

また、最近になってストリート催眠術をやりに行くようになりました。

先週は、そうそうたるメンバーの催眠術師達が集い、何だかんだと半日もかけて練習会を行うという盛り上がりだったので、

ますますヤル気になったのです!

催眠術も武術などと同様に「基本の型」みたいなものがあって、(要するにテンプレートですね。)

それを使って催眠術をかけあったりする訳です。

例えば

『手が開かなくなる』

といった「演目」を一人一人が披露していくとします。

すると、テンション高めで楽しそうに誘導する人や、ニコニコとほんわかした雰囲気で誘導する人、テンポよく次々と指示しながらやる人など、やることは同じなのに誘導に個性があって面白いのです!

そして、練習会では

「こんな人が催眠術を受けたいと言ってきたら…」

と言うことで、よくストリート催眠術で声をかけられた時に聞かれることが、

  • 催眠術が本当なら操られるのが怖い
  • ウソっぽい(メディアのは演技では?)
  • イヤな事を強要される

といった内容です。

私たちでは、アルアルのお客さんとのことで、参考までにみんなでどのように対応しているのかをシュミレーションしました。

そこでわたくしリュウ的に感心したやりとりが…

「テレビでみたりすると本当かどうか怪しいと思っているんですけど…」

『怪しくないです、大丈夫です!』

(*^^*)ニコ

「催眠術にかかったら、YouTubeでみたのは嫌いなヘビとか触らされたりして、嫌なことを無理やりやらされそうで怖いです…。」

『そんな事しませんから、大丈夫です!』

(*^^*)ニコ

「身体が動かなくなったりとか怖いと思って…」

『それも怖くないですよ、大丈夫です!』

(*^^*)ニコ

笑顔はすべての不安を駆逐するのです!(笑)

目次

催眠術症例12 練習会でのストリートはいい感じ

いつもは一人のところを、渋谷のハチ公前を催眠術師達が陣取って、ストリート催眠術をやるといった、ちょっとしたお祭りの雰囲気。

特に若い人たちは、興味があれば気軽に声をかけてくれるので嬉しいですね。

何組か私もやりましたが、ほとんどが

「催眠術は本当なのか?」

との衝動から受けてくれます。

けっこうな高確率で、手が固まって開かなくなったり、肘が曲がらなくなったり、その場から歩けなくなったりと、

「固まる催眠」

はかかってくれて盛り上がりました。

3人から5人ほどパーティメンバーへの集団催眠を試みていたので、かかり具合がバラバラだったりすると、そこでお開きになるパターンが多かったですね。

中でも5人組の若い男の子グループは、全員がその場で固まり、

「よし!これならば!」

と、みんなが笑い出す催眠術をやったら、もう、暗示の段階で

「友達が話し出すと面白くで仕方がなくなります…」

と、私が話している最中からニヤけてしまって、

「はい!」

と、合図をしたら、もう、催眠術で笑っているのか、ただ、今の状況が面白くて笑っているだけなのか、わからず、

「これって効果は…どうだった?どうなんだ?」

そのようにしゃべっている言葉に反応しているのか、どうやら2人は確実にかかっていそうだけれども、

よくわからん(笑)

本当なら、もっとわかりやすいトリガーにするべきだったのかも知れませんが、まぁ、楽しんでもらえたので良かったのではなでしょうか。

催眠術症例13 柏に帰ってきてでの催眠術しょっぱなはダメでした

また、柏に帰ってきてから、一人で街頭に立つというのは寂しい感じもしますが…

だからと言って、二人がかりで催眠術をかけるとかはしないので、集団で立っていたところで催眠術をかけるときはマンツーマンだからやることは変わらないんですけどね。

そんなこんなで催眠術に興味があるとのことで、お若い男女2人から声がかかりました。

色々と催眠術に対するイメージをきいたりして、こちらからも

「映画とかみると、泣きやすかったりとかしますか?」

と聞くと、答えは2人とも

「ほとんどない!」

とのお返事が…

これって、かかりずらい人なのです。

とは言っても、かかりづらいだけで、かからないこともないので、当然、催眠術をやって行く訳なのですが…。


最初の集中力を必要とするもので、その準備として

「手と手をしっかりと握ってくださいね。」

とのことで指示をしたけれども、合図をしたとたんに女性の方は握られていない…

「合図をしたら、指と指との間をジーッとみて下さい。では、ハイ!」

との合図で、ジーッと集中してみてくれていると術がどんどんとかかっていくのに、後ろを通りすぎる人たちが気になるのか、目線がそれたり、すぐに首を横に向けて背後を気にしたりしてしまう。

と、いうことで

みごと失敗におわりました!
( ノД`)シクシク…

まぁ、雑踏の中でのことなので、そこで集中しろと言ってもなかなか難しかったりします。

それでも、もしかしたら…

ということで、さらに手が開かなくなる術をやりましたが、そちらの方が受ける側としても高度ではあるのでかかりませんでした。

先ほどの、

「映画をみると、泣きやすかったりします?」

と聞いたのは、周りや体裁を気にすることなく感情移入できるほど、

集中力がある人

を見分ける判断材料にもなるから行ったわけで…

だからと言って、映画で泣けないからといって、集中力がないという訳ではありませんのであしからず…。

催眠術症例14 ネイルがカッコいい明るい女性は手ごわかった

ニコニコと明るい感じの女性の方が近づいてきて

「催眠術本当ですか!?やってみたいです!」

とのことで、早速、先程の質問を…

「映画とかみて泣きやすいとかありますか?」

「あんまりないですねぇ〜」

と言うことで、先程の人達と同じニオイが…

まぁ、そうはいっても、とりあえず、催眠術師の中ではオーソドックスな、「指と指が引っ付く」をやったのです。

「私がハイ!と合図をしたら指と指との間をジーッとみてくださいね。」

とお願いをして、ハイ!っと言ったら、ニコニコ笑っちゃって、そうしたら、組んでいる手も緩んでいたりして、

これまた、ダメでした!

なかなか、私の言ったとおりにやってもらうためにも、集中力が引き出したくなる言葉がけも必要だと思いました…。

催眠術症例14 霊能力がある人はかかってくれますよ★

今度は、男女のカップルからお声がかかりました。

と、彼氏と彼女かと思っていたら、

「お友達です!」

とのことでこれが【友達以上、恋人未満】と言うやつなのかな?

と、人の詮索はよくないですね。

女性のお友達は、見ているだけとのことで、男性の彼との一対一の取り組みとなりました。

色々とお話をしている中で、先程の

「映画とか見ると泣きやすかったりしますか?」

との質問に、YESとのお返事が…

「もしかして、霊能力なんかもあったりしますか?」

との質問にも、YESとのお返事が…

霊能力がある方だったり、UFOを見たことがあると言う人って催眠術がかかりやすいのです。

さらに、催眠術に興味があって、彼女を差し置いてでも(表現悪いですが…)積極的にかかりに来てくれていたので、こちらとしてはありがたい限りです。

早速、やってみると一通り、肉体的な自由が思い通りにならなくなる催眠術にかかることができて、

やる度に不思議そうな顔で、彼女の方はその姿と表情をみて笑っていました。

この日が、たまたま、彼の誕生日で成人になったとのことで、

こりゃめでたい!

とのことで、お祝いに美味しい飲み物でもご馳走しようと、

「飲み物の味が変わる催眠術」

をやることにしました。

持参していた飲み物がペットボトルの「お茶」で、一口飲んでもらうことに…。

「お茶ですね」

他にも、いま何が飲みたいのかを尋ねたら、

「ペプシコーラ」

と言われ、なかなかペプシを選ぶところが通ですよね。

「では、これからお茶をペプシコーラに変えて行きましょう。ペプシコーラ、飲みたいですよね。」

と言うと

「いやいや!そんなわけが…」

と、ありえないような顔もしていました。

「目をつぶって、ペプシコーラを飲んだときのことを思い出して下さい…。

特に暑い日に、渇いたのどに炭酸のシュワシュワした感じがたまらないですよね…。」

と言っているそばから、眉毛が中央によりそって、そんなのはありえないといった表情をしながらも、真面目にイメージをしてくれる良い人なんです。

そして、目を開けて疑心暗鬼のなかペットボトルに口を付けようとした瞬間に、

「ほら、甘くなってるよ!

もう、においがペプシだね!!」

と、追い込んでいくのですが、自分で言っておいて、「においがペプシってなんだ?」と思いながらも飲んでみたら

「あ、何か甘い…」

とのことで、

「混ぜるともっとペプシに変わるよ!」

といった、催眠術が深まるためのきっかけを入れていくとよりお茶がペプシコーラになって、美味しく飲んでもらいました。

他にも、「名前を忘れてしまう催眠術」をやると、お友達の彼女が、「何で?ホントに?」とのことで、不思議そうに楽しんでいました。

最後に会いたい人を聞いてみましたところ 

「キムタク」

とのことだったので、是非とも合わせてあげようかと、催眠術の大技「幻覚催眠」を披露することにしました!

また、目をつぶってもらい

「……(色々と暗示を入れて)……、

実は今、あなたの目の前にキムタクがきています!

では、目を開けて下さい!」

と、満を持して目を開けてもらったところ…

さすがにそれはない(笑)

と、見事カスリもせずに失敗しました!

最初は怖がっていたお友達の女性もそれをみて、催眠術に興味を持ってくれて、かけてみると組んだ手がほどけなくなって、

「ホントに開かない!」

と、彼の気持ちと少し共有ができて、楽しめたのでよかったのではないでしょうか。

なかなか、刺激的な誕生日ではあったかと思います。

最後は、しっかりと催眠術を解いて、気分スッキリ!爽快となって、記念写真を撮ってもらいました。

ストリート催眠術のまとめ

なかなか、じっくりとやっていく催眠療法とは違って、ストリート催眠術は屋外ということもあって、

より催眠術に集中してもらえるように意識を整えるための配慮をしたほうが良いと感じました。

催眠術の世界では、かかりやすい人に催眠術をかけるというのが当たり前ですが、

(催眠術に限ったことではないのですが…)

かかりづらい人でも、かかってみたいと興味がある人にも、しっかりと効果が出るように、ストリートでも催眠術に没頭できる雰囲気を作れるようにしようと思います。

具体的には…

まぁ、やりながら考えます!

まあ、催眠術はかからなかったら、それは、かからない事が面白いから良いんですけどね(^^)

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