映画に浸って催眠にかかります

サイトでは、催眠術の秘密には「臨場感」を用いて、催眠状態へと誘導するといったお話をしました。

「臨場感」をいま風に言えば「没入感」ですね。

その世界に没入してしまったら、その世界の一員として十分に楽しめる訳です。

今日は、おすすめされている映画があるので、その映画に浸ろうと思います。

そのためにも、十分な時間とイヤホン、画面はスマホの小さな画面ではありますが、1人で集中できるところにこもって、のんびり見たいと思います。

目次

映画には定番の催眠誘導がある

だいたい映画のストーリーには、定番となっている構成があって、それになぞらえて作られているのが一般的

といった話を以前したような気がします。

それは「ヒーローズジャーニー」というもので、ある学者が世界の神話を研究したら、話の構成に共通点があることを発見しました。

人は、その神話の流れに沿った話の構成に共感しやすいことから、

それをもとに作られた「スター・ウォーズ」や「ディズニー映画」は大ヒットしました。

ほとんどが売ている映画には、この

「ヒーローズジャーニー」

が使われているんですね。

この基礎となる構成を簡単に説明しますと、

  • 日常の世界から始まって、
  • 冒険への誘いが来て、
  • 特別な世界へ冒険に出かけ、
  • 困難を乗り越え、
  • 宝を手に入れて、
  • 日常に持って帰る

このような流れになります。

言われてみれば、「なるほどなぁー」と思うのではないでしょうか。

神話という昔から伝わる話というのは、世代を超えてしっかりとDNAに刻み込まれています。

催眠術的に言えば、すでに神話という暗示が生まれながらにして刻み込まれている訳です。

そのため、その神話になぞらえた話に触れた時には、催眠にかかったかのように、

共感してしまわざるを得ない

事になりやすいのです。

催眠効果だと分かっていても面白い

これは

「ヒーローズジャーニー」だなぁ、

とわかったところで、面白いものは面白いのです。

それはもう、催眠術と同じでかかってしまったら、止められないのです。

でも、神話と言っても、外国の神話と日本神話には違いがあって、ヒーローズジャーニーで取り上げられている日本神話は「スサノオ」といった、あえてヒーローズジャーニーに沿った内容のものだっりするそうです。

日本神話には、ヒーローズジャーニーに沿ったもの以外の話も数多く存在していて、

どちらかと言えば、外国の神話は、「排他的」なものが多いのに対して、日本神話は、対照的に「融和的」なものが多いのです。

ちなみに「排他的」とは他者を排除したり、締め出したりする態度を表し、一方の「融和」は対立的な要素がなくなって調和したり、なじんだりすることを示します。

と、ネットのAIでは答えてくれていますが…

これだと「排他的」がまるで、自分のわがままを押し通すために、まわりを蹴散らすような意味合いとしての誤解をうむので補足しますと…

「排他的」にはもちろん自分と対峙する敵を倒すことであったり、あるいは、自分の中にある心の悪との決別するようなことを意味するようなことでもあります。

宝(金銀財宝といった物質的なものだけでなく、愛とか友情、精神的な概念など含めたもの)を得るために困難に立ち向かい、その困難を打ち破る意味での排他的となります。

その一方で、日本神話は、例えば、善と悪の心があったとしたら、排他的に悪の心から決別するのではなくて、

悪の心をもっている自分も認めて、それを取り込んだ上で、自己成長をしていく…

そのような意味合いの話が多いです。

西洋の文化が、新天地を求めて新たなる世界を開拓していったことに対して、

日本の文化は、地域の人たちと一緒に手を取り合ってその土地を育て、はぐくむもいった「和」の文化の違いですね。

そんな神話がある日本人には、すでに生まれ持って催眠的にいろいろなものを統合して互いに助け合う「和」の性質が入っているのが特徴的と言えます。

神話の時代から「和」の精神が催眠に入っている

日本人は、昔から様々な技術を取り込んで、融合して作り出すことに長けでいました。

それは、自動車や料理といったものでもよくわかるように、いいとこ取りして、他には無いものを生み出すのが得意なのも、「和」と言う精神がなせる技なんですね。

神話においては、外国の神は唯一絶対神といった象徴的な存在に対して、

日本の神は、八百万の神(やおろずのかみ)ということで、

「神様は至る所に宿っている」

との考え方から、「お互い様」の精神があるのも特徴的です。

そのような視点から映画を観てみるのも、面白いかと思います。

マーヴェルの映画とかは、わかりやすいのではないかと思います。

主人公がどちらの催眠的な精神の成長をするのか…

映画の醍醐味としては、主人公がどのような成長を遂げていくのかを観ていくのも一つかと思います。

特に日本のアニメが外国で受け入れられるのは、主人公の成長だけでなく、まわりで取り巻く、主人公以外の人たちにも、それぞれストーリーがあって、みんなと関わって成長していくといった過程が様々とあるのが面白いのだと思います。

登場人物全員に主人公の視点が加わる感じですね。

そのようなことで、映画はただ何も身構えずに観るのもいいかと思いますが、

自分が神になったつもりで、何かしらの視点をもってみると、どんなに酷評された映画でも、様々な自分なりの発見があるので、それはそれとして面白いですよ。

ということで、久しぶりに映画を楽しもうかと思います!

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